チカモチ純薬では、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の理念に賛同し、
事業活動を通じて社会的課題の解決に取り組んでいます。
SDGsの17の目標すべてに対して社内外でのさまざまな実践を行っています。

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

  • 目標3:すべての人に健康と福祉を

    2019年から「健康経営優良法人」として認定を受け、分煙・禁煙活動を推進。禁煙外来費用の会社負担制度や、社員および家族への健康支援を実施。2025年8月からは京都工場を全面禁煙とし、受動喫煙対策を強化。健康増進法にも準拠した、安全で快適な職場環境の整備に努めています。

  • 目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに

    京都工場における太陽光発電(出力約23kW)は、年間で25,000kWhを発電。これは原油換算で約6,000L、CO₂約14,000kgの削減に相当します。さらにEV車導入や工場屋根・壁の断熱塗装、照明のLED化、搬送機器と動線の見直しなどを進めることで、再生可能エネルギーの活用とエネルギー効率の向上を図り、持続可能な設備運営を実現しています。

  • 目標12:つくる責任 つかう責任

    顧客が廃棄していた化学物質を回収・再利用するリサイクル事業を展開。単なる廃棄物ではなく価値ある有価物として再資源化し、持続可能な生産と消費を実現しています。この事業は「買い手よし」「売り手よし」「世間よし」という「三方よし」の理念に基づき、京都府の「元気印中小企業」に認定されるなど、地域と環境に配慮した取り組みです。

  • 目標13:気候変動に具体的な対策を

    断熱塗装や太陽光発電、LED照明、生産工程の改善などにより、CO₂排出量の削減を推進。我が国がパリ協定で定めたCO₂削減2030年目標のうち、従業員数に基づく試算で約70%分を当社単独で達成しています。今後も温室効果ガス削減に継続的に取り組みます。

  • 目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

    京丹波町での雇用創出、地域の防災活動への参画、小学生向け教材提供など、地域とのつながりを重視した取り組みを実施。工場内には非常用電源・水・ガス・トイレ等を備え、災害時には地域の拠点として活用する構想も進行中。AED(自動体外式除細動器)の設置・開放も含め、地域と連携した社会貢献を進めています。

その他のSDGs目標への貢献

主たる活動以外にも、国際協力機構(JICA)および日本赤十字社への寄付を通じて、当社単独では取り組みが難しい社会課題に対しても貢献を行っています。JICAの「世界の人びとのためのJICA基金」、日本赤十字社の「Donation Menu」を通じて、当社の寄付金はさまざまな国際支援および国内災害救護に活用されており、それらはSDGsの複数の目標達成に寄与しています。

  • 目標1・2:貧困をなくそう、飢餓をゼロに

    マラウイにおける「牛糞を活用した堆肥づくりの普及」や「Project VOICE」など、農業や土壌改良を通じて食料生産と生計向上を支援する取り組みに寄与しました。

  • 目標5・8:ジェンダー平等を実現しよう、働きがいも経済成長も

    パラグアイにおいて伝統工芸品「ニャンドゥティ」のブランディング支援を通じ、女性の収入向上や経済的自立を支援するプロジェクトにも貢献しています。

  • 目標6:安全な水とトイレを世界中に

    トンガのババウ島における学校への安全な水と衛生的なトイレの整備事業に活用され、児童の衛生環境の改善に寄与しました。

  • 目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう

    ラオスでの「ツボクサを用いたハーブ製品加工技術の指導ワークショップ」により、地域の産業振興や自立支援に貢献しました。

  • 目標10:人や国の不平等をなくそう

    ブータンでの「脳卒中デイケアセンター運営支援プロジェクト」への支援を通じて、医療アクセスの地域格差是正に寄与しています。

  • 目標14:海の豊かさを守ろう

    フィリピン・セブ市の貧困地域における「コミュニティリサイクル活動支援事業」に資金が充てられ、海洋汚染の抑制と地域経済の両立を支えました。

  • 目標4・11・15:質の高い教育をみんなに、住み続けられるまちづくりを、陸の豊かさを守ろう

    バングラデシュの職業訓練支援事業や、マダガスカルでの地域資源の持続可能な活用プロジェクトおよび国内災害救護を通じて、教育・地域振興・環境保全に貢献しています。

  • 目標16:平和と公正をすべての人に

    トルコ在住のシリア難民を対象とした補習校での教育の質向上支援を通じて、教育機会の均等と社会的包摂に貢献しました。