「愛しき動物大集合」シリーズの第１６回目は、筆者の趣味である熱帯魚の写真です。この熱帯魚はグッピーの一種で「ブルーグラス」という名前の付いた自然界に存在しない、人が作り出した品種です。この鮮やかな青色の長い尾びれを持ったのがオスで、しかもこれは長い背びれまでが青色をした特殊種です。グッピーは別名ミリオンフィッシュとも呼ばれてており、卵を産むタイプの魚ではなく、いきなり稚魚を産む卵胎生の魚で、どんどん増えることからこの名が付けられています。このブルーグラスという品種のグッピーは、この綺麗な青色を子々孫々まで維持するのが難しいのです。生まれてくる子供は、尾ひれの赤いものや全体的に黒いものがあります。この比率がちょうど学生時代に習った「メンデルの法則」に則っているのです。筆者の家でも、これらを混泳させるのではなく分離させて飼育していました。ペットの飼い主が責任をもって飼い続けると言うことは根気と愛情がいることを思い知りました。