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2019.06.24 愛しき動物大集合(その15)

「愛しき動物大集合」シリーズの第15回目は、京都工場の近くで見つけた「うさぎ」の石像です。台石に書かれているように「しあわせ、なでうさぎ」と呼ばれ、全国的に見かけるものです。これは、「令和」の出典である日本最古の歌集である「万葉集」と同時期に完成しました、日本神話「古事記」に出てくる「因幡の白兎」に基づいています。神様のお使いである白兎は、よく飛び跳ねることから運気の上昇や飛躍を象徴する動物とされ、体をなでることで幸せが訪れると言い伝えられています。また、ご自身の体の痛い部分と同じ所をなでると痛みや病気を除去するとも言われております。ところで、うさぎの目が赤いと言われますが、すべてのうさぎが赤い目をしているわけではなく、この石像のように白いうさぎの一部に限ったことだそうです。白い体毛と赤い目には関係があり、メラニン色素を欠いたアルビノ(白子)だけが赤い目を持っています。色素がないため、虹彩等の目の各組織にも色がつかずに透明なので、血管がすけて見えるそうです。