弊社主要製品シリーズの第１９回目は、「硝酸イットリウム」結晶の紹介です。イットリウムは原子番号39の元素で、元素記号は「Y」で1920年代初頭まで「Yt 」が使われていたそうです。単体は軟らかく銀光沢をもつ金属です。遷移金属に属しますが、ランタノイドと化学的性質が似ているので希土類元素に分類されています。ところで、最近リニューアルオープンされた大阪府吹田市にある「太陽の塔」は、1970年の「大阪万博」のテーマ館で、当時は大きな話題になりました。もう一つの話題はアメリカ館に展示された「月の石」でした。何時間も並んで見たわりには、誠に申し訳ないのですが、感慨は今一つだった記憶が残っています。このアポロ計画で採集された月の石は、イットリウムを比較的多く含んでいたそうです。