弊社での小集団活動・改善提案活動の成果の第5回目は、土中埋設電気配管の表示に関するものです。前回もご紹介したように、法面からの草木の育成を抑制する黒色ビニールシートを敷いても完全に草木の生育を止めることはできません。最後の手段は機械を使った草木の伐採しかありません。ところが気を付けなくてはいけないのは、伐採時に誤って電気配線を損傷してしまう可能性があるということです。そこで、土中埋設電気配管の位置を認識させるために、注意喚起のプレート表示を貼るとともに、物理的な方策としてのブロックによる保護を実施しました。特に防災用の制御ケーブルは、施工性の優先や不可視効果を期待して、ついつい安易な土中埋設方法を取ってしまいがちです。切断してしまっても人身事故や二次災害に繋がることは無いのですが、復旧までの間は無防備状態が継続するばかりでなく、無駄な費用も発生してしまいます。どうしても避けられないヒューマンエラーの防止には、このような二重の方法での再発防止策は重要なことと考えます。これも小集団活動の成果の一つです。